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新聞の折り込みやネット広告で「無料の相続セミナー」をよく見かける。行ってみたいけれど、勧誘されないか、本当に役に立つのか気になりますよね。
結論から言うと、無料の相続セミナーや相談会は、相続の全体像をつかむ入り口として役に立ちます。ただ、主催者によって目的が違うので、選び方と参加のしかたを知っておくことが大切です。順番に見ていきます。
無料の相続セミナー・相続相談会とは?
無料の相続セミナーは、相続税の仕組みや対策を講師がまとめて話す場、相続無料相談会は専門家と個別に話せる場です。自治体や税理士会、専門家の事務所、金融機関・不動産会社・保険会社などが主催しています。主催者ごとに目的が違うので、何を知りたいかで選ぶのが基本です。
セミナーは、大勢で話を聞く形式です。相続税の基礎控除や申告の期限、生前贈与のルールなどを、一通り学べます。
一方、相続相談会は、自分の家のことを個別に話せるのが特徴です。『うちの場合はどうなる?』を聞きたいなら、相談会の方が向いています。
| 主催者 | 主な内容 | 気をつけたいこと |
|---|---|---|
| 自治体・税理士会など | 一般的な制度の説明・無料相談 | 開催日が限られ、相談時間が短めのことが多い |
| 税理士・弁護士などの事務所 | 相続税の申告・対策、遺産分割の説明 | 後日の依頼の案内があることも |
| 金融機関・保険会社 | 生前対策と、預金・保険などの活用 | 自社の商品の案内につながることがある |
| 不動産会社・建築会社 | 土地の活用や売却による対策 | 建築や売却の提案につながることがある |

無料で開催できるのは、主催者に何らかの目的があるからです。それ自体は悪いことではありません。ただ、話の中身が主催者の得意分野に寄りやすい点は、知っておくといいですよね。
相続セミナーの選び方
『どれに行けばいいか分からない』という方は、次の点を確認してみてください。
- 主催者と講師が誰か(税理士・弁護士など資格が分かるか)
- テーマが自分の知りたいこと(相続税・遺言・不動産など)に合っているか
- セミナー後に個別相談の時間があるか
- 申し込みの時点で、連絡先以外の情報を求められすぎないか
- 参加後の勧誘について、事前に説明があるか
相続税の申告や節税を知りたいなら、税理士が講師のセミナーが合っています。相続税申告は税理士の独占業務なので、具体的な質問にも答えやすいんです。
遺産分割でもめそうなら弁護士、不動産の名義変更なら司法書士が講師の会を選ぶと、聞きたい答えに近づけます。専門家ごとの違いは 税理士・司法書士・弁護士・行政書士の違い で比べています。
セミナーで一般論をつかんだ後、『うちは土地があるし、基礎控除を超えるかも』と感じたら、個別に税理士へ相談すると具体的な数字が見えてきます。
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知り合いに税理士がいない、どこに頼めばいいか分からない。そんな方も多いですよね。
土地や自宅がある、相続人が多いといった場合は、相続税の申告に慣れた税理士に早めに相談すると、手続きがぐっと楽になります。

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参加前の準備と注意点
せっかく参加するなら、準備をしておくと得られるものが大きく変わります。
例えば、親と自分の家族構成、財産のおおまかなメモを持っていくと、個別相談で話が早く進みます。相続税の基礎控除は「3,000万円+600万円×法定相続人の数」なので、相続人の人数だけでも分かっていると目安が出せるんです。
「今日だけの特別価格です。ここで申し込みませんか?」
「家族と相談してから決めたいので、資料だけいただけますか」
こうした場面になったら、その場で契約せずに持ち帰るのが基本です。相続対策は金額が大きいので、他の専門家の意見も聞いてから決めても遅くはありません。
セミナーで聞いておきたい質問の例
質問の時間があれば、自分の家に当てはめて聞くのがおすすめです。例えば、こんな聞き方があります。
- 相続人が3人で、自宅と預金がある場合、まず何を調べればいいですか
- 生前贈与は、いつまでに始めると相続税の計算に入らないですか
- 申告が必要か分からない時、何をそろえて相談すればいいですか
一般論を聞くより、自分の状況を短く伝えて聞く方が、持ち帰れる情報がぐっと増えますよ。
オンラインのセミナーも選択肢に
最近は、自宅から参加できるオンラインの相続セミナーも増えています。移動の負担がなく、親が遠方に住んでいる場合でも一緒に聞けるのがいいところです。
ただ、オンラインでは個別の質問がしにくいことも。気になることは、終了後の個別相談やメールで聞けるか、申し込みの前に確かめておきましょう。
相談先の全体は 相続の相談はどこにする? で、税理士の選び方は 相続に強い税理士の選び方 で詳しく解説しています。
よくある質問
無料の相続セミナーに行くと、しつこく勧誘されますか?
主催者によります。参加後の連絡の有無は、申し込み時に確認しておきましょう。勧誘を受けても、その場で契約する必要はありません。
親と一緒に相続セミナーに参加した方がいいですか?
一緒に参加すると、相続について家族で話すきっかけになります。親の財産や希望を聞いておくと、後の手続きがぐっと楽になります。
相続相談会では何分くらい相談できますか?
会によって違います。時間が限られていることが多いので、聞きたいことを3つほどに絞って持っていくと効率的です。
まとめ
- 相続セミナーは全体像を学ぶ場、相続相談会は個別に話せる場
- 主催者ごとに目的が違うので、知りたいテーマと講師の資格で選ぶ
- 家族構成と財産のメモを持っていくと、個別相談が具体的になる
- その場で契約せず、持ち帰って比べてから決める






