相続後の土地活用|売る・貸す・建てるの選び方と手順

相続した土地の活用方法を売る・貸す・建てるで比べて解説する記事のアイキャッチ

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親から土地を相続したけれど、使う予定がない。『このまま持っていても固定資産税がかかるだけ。どう活用すればいいの?』と悩んでいる方も多いはずです。

結論から言うと、相続した土地の活用は「売る・貸す・建てる」の3つから選びます。どれが合うかは、立地と、あなたがどれだけ手間とお金をかけられるかで決まります。この記事では、選び方と手順、税金の注意点がわかります。

目次

相続した土地の活用方法は3つ

先に結論
  • 相続した土地の活用方法は、大きく「売る」「貸す(土地のまま)」「建てて貸す」の3つです。
  • 活用の前に、相続登記(取得を知った日から3年以内)と、相続人の間の分け方を済ませます。
  • 相続税の申告期限の翌日から3年以内に売れば、取得費加算の特例を使える場合があります。
  • 建てて貸す方法は収入が見込める一方、借入れや空室のリスクがあります。

土地活用というと、アパートを建てるイメージが強いですよね。でも、相続した土地の場合は「手放す」も立派な選択肢なんです。

方法向いている土地手間・お金主なリスク
売る使う予定がない、遠方にある少ない売った後の税金
土地のまま貸す(駐車場など)住宅地・駅の近く中くらい収入が少ない
建てて貸す(アパートなど)賃貸の需要がある大きい借入れ・空室・修繕

どれを選ぶ?選び方の目安

相続した土地を売る・土地のまま貸す・建てて貸すのどれにするかを、立地・手間・資金の条件で選ぶ流れを示した図解

『せっかく親が残した土地だから、売るのはもったいない』と感じる方もいますよね。そう思うのは自然です。ただ、気持ちだけで決めると後で負担が重くなることもあります。

選ぶ前に確かめたいこと
  • 土地のある場所に、賃貸や駐車場の需要があるか
  • 自分が管理に通える距離か、管理を任せる費用を払えるか
  • 建築のための借入れをしても、返済の見通しが立つか
  • 相続人が複数いる場合、全員が活用の方針に納得しているか
  • 建物の建築に制限がある土地(市街化調整区域など)ではないか

例えば、遠方の土地で、近くに賃貸の需要が少ないなら、売るほうが現実的なことが多いです。逆に、駅の近くで、相続人が1人で管理できるなら、貸す選択も考えられます。

相続人が複数いると、共有名義のまま活用しようとして意見が合わず止まることがあります。分け方の段階で、誰が土地を引き継ぐかを決めておきましょう。

相続した土地を活用するまでの手順

活用は、相続の手続きが終わってから始まります。

相続土地活用の手順と計画
  1. 遺言書の確認と、相続人の間で誰が土地を相続するかを決める
  2. 相続登記をする(取得を知った日から3年以内)
  3. 土地の評価額や、建築の制限、需要を調べる
  4. 売る・貸す・建てるの候補ごとに、収入と費用、税金を比べた計画を作る
  5. 不動産会社などに相談し、見積もりや査定を複数取る
  6. 方針を決めて、売却や賃貸の契約に進む

相続登記の流れは不動産の相続手続きで解説しています。

ここが大事なところです。計画では、収入だけでなく、固定資産税・修繕費・管理費・借入れの利息まで入れて比べてみてください。「月に家賃が入る」だけで決めると、手元に残るお金が思ったより少ないことがあるんです。

土地活用と相続税・売却時の税金

相続税の計算での土地の評価

相続税では、土地は市街地なら路線価方式、それ以外は倍率方式で評価します。評価方法は土地の相続税評価額の調べ方で確認できます。

亡くなった人が貸付事業に使っていた土地なら、小規模宅地等の特例で200㎡まで評価額を50%減らせる場合があります。自宅の土地なら330㎡まで80%減らせる場合もあります。

ただ、特例は申告が必要で、相続した人が申告期限まで事業や居住を続けるなどの要件があります。申告前に売ったり活用方法を変えたりすると、使えなくなることがあるので注意してください。

売った時の税金

相続した土地を売って利益が出れば、譲渡所得として所得税・住民税がかかります。取得費と取得時期は、亡くなった人から引き継ぎます。

「親が昔に安く買った土地だと、利益が大きく出るの?」
「そうなんだ。だから売る時期と特例を確認しておきたいね」

相続税を払った人が、相続税の申告期限の翌日から3年以内に売れば、払った相続税の一部を取得費に足せる「取得費加算の特例」があります。詳しくは相続した不動産を売却した時の税金で解説しています。

相続税の申告と、売却や活用の計画は、時期が重なりやすいです。土地の評価が難しい、特例を使いたい、売るか持つか迷っている、という場合は、相続税に詳しい税理士に相談すると判断の材料がそろいますよ。

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よくある質問

相続した土地の活用方法にはどんなものがありますか?

主に、売る、駐車場などとして土地のまま貸す、アパートなどを建てて貸す、の3つです。立地や管理の手間、資金で選びます。

相続した土地はいつまでに活用を決めればいいですか?

期限はありませんが、相続登記は取得を知った日から3年以内に必要です。売るなら、相続税の申告期限の翌日から3年以内だと取得費加算の特例を使える場合があります。

土地活用で相続税は安くなりますか?

貸付事業用の土地は小規模宅地等の特例で評価を減らせる場合がありますが、要件があります。相続した後の活用で、すでに発生した相続税が減るわけではありません。

まとめ

この記事の要点
  • 相続した土地の活用は、売る・貸す・建てて貸すの3つから選びます。
  • 立地・管理の手間・資金・相続人の合意で選び方が変わります。
  • 活用の前に、分け方を決めて相続登記を済ませます。
  • 売るなら、取得費加算の特例の期限(申告期限の翌日から3年以内)を確認しましょう。
相続の手引き

相続の手引き 編集部

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