税理士贈与税相談の選び方|生前贈与で相談すべきケースと無料窓口

生前贈与や贈与税の相談先と税理士に相談すべきケースを解説する記事のアイキャッチ

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『親から生前贈与を受けたいけど、誰に相談すればいいの?』と迷っている方は多いはずです。

結論から言うと、贈与税の計算や申告、相続税とのバランスを相談するなら税理士です。名義変更の登記は司法書士、家族ともめている時は弁護士が相談先になります。

この記事を読めば、自分の相談内容ならどこへ行けばいいか、無料で聞ける窓口はどこかが分かります。

目次

生前贈与・贈与税の相談はどこにする?

先に結論
  • 贈与税がいくらになるか、どの特例を使うか、相続税対策としてどう贈与するかは税理士に相談します。
  • 不動産を贈与して名義を変える登記は司法書士の仕事です。
  • 生前贈与が原因で家族ともめている、遺留分を請求されそうな時は弁護士です。
  • 一般的な税の質問なら、税務署の電話相談センターや市区町村の無料相談も使えます。
生前贈与の相談内容ごとの相談先を示した図解

生前贈与の相談先は、相談したい中身で変わります。まずは自分の悩みが「税金」「登記」「もめごと」のどれに近いかを考えてみてください。

相談したいこと相談先できること
贈与税・相続税の計算、特例の選び方税理士試算、贈与計画、申告書の作成・提出の代理
不動産の贈与による名義変更司法書士贈与の登記の申請代理
贈与契約書などの書類作成行政書士・司法書士・税理士契約書の作成
家族間のトラブル、遺留分弁護士交渉・調停の代理
一般的な税の質問税務署(電話相談センター)制度の一般的な説明
まず話を聞いてほしい市区町村・税理士会の無料相談短時間の相談

専門家ごとの違いは相続は誰に頼む?専門家の違いでも比べています。

贈与税の相談を税理士にした方がいいケース

『110万円以内なら、自分で何とかなるんじゃない?』と思いますよね。実際、毎年110万円以下の現金を渡すだけなら、申告も不要です。

ただ、次のようなケースでは、税理士に相談した方が結果的に損をしにくくなります。

税理士に相談した方がいい生前贈与
  • 住宅取得等資金の贈与(省エネ等住宅1,000万円、それ以外500万円まで非課税)を使いたい
  • 婚姻期間20年以上の夫婦で、自宅を贈与したい(最高2,000万円の配偶者控除)
  • 相続時精算課税(累計2,500万円まで特別控除)を選ぶか迷っている
  • 土地や建物、非上場株式など、評価が難しい財産を贈与したい
  • 親の財産が多く、相続税対策として何年かけて贈与するか決めたい

特例は「申告しないと使えない」ものが多い

住宅資金の非課税や配偶者控除、相続時精算課税は、贈与税が0円でも申告が必要です。申告期限は、もらった年の翌年2月1日から3月15日までです。

相続時精算課税は、一度選ぶと暦年課税に戻れません。

「精算課税にしたら得って聞いたけど、本当?」
「親の財産全体と相続税の見込みによるので、試算してから決めた方がいいよ」

こんな会話のとおり、どちらがいいかは家族ごとに変わるんです。

2024年以降は「7年ルール」も考える

2024年1月1日以降の贈与は、亡くなる前7年以内の分が相続財産に足し戻されます(従来は3年、2031年1月以降の相続で7年)。

ご両親が高齢になってから慌てて贈与しても、相続税が減らないこともあります。贈与と相続をまとめて見てもらえるのが、税理士に相談する大きなメリットです。

不動産がある、贈与する額が大きい、精算課税と暦年課税で迷っている。そんな方は、贈与を実行する前に相続に強い税理士へ相談しておくと安心です。

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無料で相談できる窓口

『いきなり有料で頼むのは不安…』という方も多いですよね。まずは無料の窓口で話を聞くこともできます。

窓口向いている相談注意点
税務署の電話相談センター制度の一般的な質問個別の節税提案や書類作成はしない
市区町村の無料相談税理士・弁護士に短時間で聞きたい予約制・時間が限られることが多い
税理士会の相談税金の基本的な相談継続的な依頼は別途
法テラスもめごとの法律相談収入などの要件がある
税理士事務所の初回相談自分の家族での試算無料かどうかは事務所ごとに違う

税務署は、贈与税の申告書の書き方や制度の仕組みを聞くには便利です。ただ、「うちの場合どう贈与すると得か」といった提案はしてくれません。

無料相談は時間が限られるので、聞きたいことを3つくらいに絞って行くのがおすすめです。

例えば「父から住宅資金を1,000万円もらう予定。非課税になる条件と、申告に必要な書類を知りたい」のように、金額と目的まで書いておくと話が早く進みます。

『無料相談で十分なのでは?』と感じる方もいますよね。一般的な説明を聞くだけなら無料相談で足ります。ただ、家族全体の財産を見た贈与の計画や申告書の作成までは、短い時間ではなかなか進みません。

生前贈与に強い税理士の選び方

税理士にも得意分野があります。法人の顧問が中心の事務所もあれば、相続・贈与を多く扱う事務所もあります。

相談先を選ぶ時に聞いておきたいこと
  • 相続税・贈与税の申告を年に何件くらい扱っているか
  • 土地の評価を扱った経験があるか
  • 書面添付制度に対応しているか
  • 見積もりが明確で、追加費用の条件を説明してくれるか
  • 話しやすく、質問に分かりやすく答えてくれるか

税理士報酬は自由化されていて、公的な基準はありません。費用の考え方は相続税の税理士費用・報酬相場で解説しています。

探し方は相続に強い税理士の選び方も参考にしてみてください。

司法書士・弁護士に頼むのはどんな時?

不動産を贈与したら、名義を変える登記が必要です。登記の申請を代わりにできるのは司法書士です。司法書士費用は事務所ごとに違うので、見積もりで確認しておきましょう。

ほかの兄弟から「自分だけ生前贈与を受けてずるい」と言われているなら、弁護士の出番です。遺留分侵害額請求は、相続開始と侵害を知った時から1年、相続開始から10年で請求できなくなります。

相談前に準備しておくもの

相談の時間を有効に使うために、次のものをそろえておきましょう。

相談前の準備
  1. 家族構成をメモする(贈与する人・もらう人・ほかの相続人)
  2. 贈与したい財産と金額を書き出す(現金、土地、株など)
  3. 過去に贈与した記録をまとめる(時期・金額・贈与契約書)
  4. 不動産があれば固定資産税の課税明細書を用意する
  5. 聞きたいことを3つに絞って書いておく

過去の贈与は、時期と金額が分かるだけでも試算の精度が上がります。通帳のコピーがあれば持っていきましょう。

贈与税の仕組みそのものは贈与税とは、相談先全体の一覧は相続の相談はどこにする?で解説しています。

よくある質問

贈与税の相談は無料でできますか?

税務署の電話相談センター、市区町村の無料相談、税理士会の相談などは無料で利用できます。自分の家族に合わせた試算や贈与計画は、税理士に依頼するのが一般的です。

生前贈与の相談は税務署でもできますか?

制度の仕組みや申告書の書き方など、一般的な質問には答えてもらえます。ただ、どう贈与すると有利かといった個別の提案はしてもらえません。

生前贈与で弁護士に相談するのはどんな時ですか?

生前贈与が原因で家族ともめている時や、遺留分を請求されそうな時です。税金の計算や申告は税理士、不動産の名義変更は司法書士が担当します。

まとめ

この記事の要点
  • 贈与税の計算・特例・相続税対策の相談は税理士にします。
  • 不動産の名義変更は司法書士、家族のトラブルは弁護士が相談先です。
  • 住宅資金の非課税や相続時精算課税は、税額0円でも申告が必要です。
  • 一般的な質問なら、税務署や市区町村の無料相談も使えます。
  • 相談前に家族構成・財産・過去の贈与記録をまとめておくと話が早く進みます。

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