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秋田の実家の親が亡くなり、相続税の申告が必要なのか気になっている。県外に住んでいて、どこの税務署に出せばいいかも分からない。そんな方も多いはずです。
結論から言うと、相続税の申告は亡くなった方の住所地を担当する税務署に、亡くなったことを知った日の翌日から10か月以内に出します。秋田市は、地域によって秋田北税務署と秋田南税務署に分かれます。
この記事では、秋田県内の窓口と、申告を誰に頼むかの考え方をお話しします。
秋田で相続税の申告をするなら、どこに出して誰に頼む?
秋田で相続税の申告をするなら、提出先は亡くなった方の住所地を担当する税務署です。県内には秋田北・秋田南・大館・大曲・能代・本荘・湯沢・横手の8つの税務署があります。遺産が「3,000万円+600万円×法定相続人の数」を超えると申告が必要で、田畑や山林がある・特例を使いたい・県外から手続きする場合は、相続税に慣れた税理士に頼むと進めやすくなります。
『秋田の田舎の家だし、相続税なんてかからないでしょ?』と思いますよね。
実際、基礎控除の範囲に収まる家も多いです。ただ、預金や生命保険金、田畑・山林を合わせると、基礎控除を超えるケースもあります。まずは財産を書き出して、目安を確かめてみてください。
秋田県は、実家を離れて首都圏や仙台で暮らす子どもが相続人になることもよくあります。遠方からの手続きになるなら、窓口と期限を早めに押さえておきましょう。
秋田県の相続手続きの窓口一覧
秋田県内の主な地域の窓口を表にまとめました。
| 地域(主な市) | 家庭裁判所 | 法務局 | 税務署 |
|---|---|---|---|
| 秋田市・潟上市・男鹿市 | 本庁(秋田市) | 本局(秋田市) | 秋田市は秋田北税務署(秋田市)と秋田南税務署(秋田市)に地域で分かれる、潟上市・男鹿市は秋田北税務署 |
| 能代市・山本郡 | 能代支部(能代市) | 能代支局(能代市) | 能代税務署 |
| 由利本荘市・にかほ市 | 本荘支部(由利本荘市) | 本荘支局(由利本荘市) | 本荘税務署 |
| 大館市・北秋田市・鹿角市 | 大館支部(大館市)、鹿角市は鹿角出張所 | 大館支局(大館市) | 大館税務署 |
| 大仙市・仙北市・美郷町 | 大曲支部(大仙市)、仙北市は角館出張所 | 大曲支局(大仙市) | 大曲税務署 |
| 横手市 | 横手支部(横手市) | 大曲支局(大仙市) | 横手税務署 |
| 湯沢市・雄勝郡 | 横手支部(横手市) | 大曲支局(大仙市) | 湯沢税務署 |

表は主な市だけです。町村部や旧町村の境目にお住まいの方は、裁判所・法務局・国税庁の管轄一覧で担当を確かめてみてください。
秋田ならではの注意点
横手市と湯沢市の不動産の登記は、大仙市の大曲支局の担当です。横手市内には法務局の証明サービスセンターがありますが、ここで扱うのは証明書の交付だけです。
例えば、湯沢市に住んでいた母の相続なら、相続放棄は横手支部、相続税は湯沢税務署、実家の登記は大曲支局と、3つの市に窓口が分かれます。
秋田市は、税務署が秋田北と秋田南に分かれます。亡くなった方の住所がどちらの担当かは、国税庁の「税務署の所在地・管轄」で確認してみてください。
窓口が決まるルール
- 家庭裁判所(相続放棄・遺言の検認・遺産分割調停):亡くなった方の最後の住所地
- 法務局(相続登記・法定相続情報一覧図):不動産がある場所
- 税務署(相続税の申告):亡くなった方の住所地
- 市区町村役場(死亡届・戸籍):死亡届は死亡を知った日から7日以内
秋田で相続税の申告が必要かの目安
相続税の申告が必要かどうかは、遺産の合計が基礎控除を超えるかで決まります。
例えば、母がすでに亡くなっていて、父の遺産を子2人で相続するケースです。遺産は6,000万円とします。
基礎控除は4,200万円なので、課税される部分は1,800万円です。子2人で900万円ずつに分けると、税率は10%で1人90万円。相続税の総額は180万円になります。
| 相続人 | 基礎控除 | 遺産4,000万円 | 遺産6,000万円 |
|---|---|---|---|
| 子2人 | 4,200万円 | 0円(申告不要) | 総額180万円 |
| 妻と子2人 | 4,800万円 | 0円(申告不要) | 妻が半分なら妻0円・子2人で60万円 |
妻と子2人で遺産6,000万円の場合、相続税の総額は120万円です。妻が半分を相続すれば配偶者の税額軽減で妻の分は0円になり、子2人で60万円を納める計算になります。
ただ、配偶者の税額軽減や小規模宅地等の特例は、申告しないと使えません。税額が0円になる場合でも申告が必要なんです。
申告の期限と出し方
- 期限:亡くなったことを知った日の翌日から10か月以内
- 提出先:亡くなった方の住所地を担当する税務署
- 出し方:窓口・郵送のほか、e-Taxでも申告できる
秋田県内の税務署は、郵送で出す時の送り先が仙台国税局の業務センターになっています。宛先は国税庁の税務署のページで確認してみてください。
秋田の相続税申告を税理士に頼むと楽なケースと、他の専門家の選び方
『自分で申告書を書くのは大変そう…』という方もいますよね。次のような場合は、税理士に頼んだほうが楽に進みます。
- 田畑・山林があり、倍率方式などの評価の方法が分からない
- 実家の土地で小規模宅地等の特例(330㎡まで80%減額)を使いたい
- 県外に住んでいて、秋田の税務署や金融機関とのやりとりが難しい
- 家業や会社の株式があり、事業の引き継ぎも考えたい
相続税の申告は税理士の仕事です。特例が使えるかどうかも、税理士に確認しておきましょう。
相続税の申告・相談先に迷ったら
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知り合いに税理士がいない、どこに頼めばいいか分からない。そんな方も多いですよね。
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税理士以外の専門家は、次のように使い分けます。
| 専門家 | 頼めること |
|---|---|
| 司法書士 | 相続登記の申請、相続放棄の書類作成 |
| 弁護士 | 遺産分割の交渉・調停の代理、遺留分の請求 |
| 行政書士 | 戸籍の収集、遺産分割協議書の作成 |
例えば、こんな相談がよくあります。
「東京に住んでいて、大館の実家の名義変更と相続税の申告をしないといけません」
「登記は司法書士、相続税は税理士に頼めば、秋田に何度も通わなくても進められますよ」
相続登記は2024年4月1日から義務になり、取得を知った日から3年以内に必要です。詳しくは 相続登記の義務化とは を読んでみてください。
秋田県で無料で相続の相談ができる公的な窓口
『まずはお金をかけずに相談したい』という方も多いですよね。
秋田市の無料専門相談
秋田市役所の市民相談センターでは、無料の専門相談を行っています。弁護士の法律相談のほか、司法書士・税理士・公証人・行政書士の相談もあり、相続税や相続登記、遺言の相談ができます。
対象は秋田市にお住まいの方で、予約制です。開催日は変わることがあるので、秋田市のホームページで確認してみてください。
そのほかの窓口
- 秋田弁護士会・秋田県司法書士会・秋田県行政書士会でも相談会を行っていることがある
- 法テラス:収入などの条件に当てはまれば無料の法律相談が使える
- 税務署の電話相談センター:相続税の一般的なルールを質問できる
秋田市以外の市町村でも、無料相談を行っていることがあります。お住まいの市町村のホームページで確認してみてください。窓口ごとの使い分けは 相続の無料相談はどこでできる? で詳しく書いています。
よくある質問
秋田に住んでいた親の相続税の申告は、どこの税務署に出しますか?
亡くなった親の住所地を担当する税務署です。秋田市は秋田北税務署と秋田南税務署に分かれ、横手市は横手税務署、湯沢市は湯沢税務署です。相続人の住所は関係ありません。
秋田で相続登記をする法務局はどこですか?
不動産がある場所を担当する秋田地方法務局の本局・支局です。秋田市は本局、横手市・湯沢市・大仙市・仙北市は大曲支局、大館市・北秋田市・鹿角市は大館支局です。
県外に住んでいても、秋田の相続税の申告はできますか?
できます。郵送やe-Taxでも申告できます。財産の評価や書類集めに時間がかかりそうなら、早めに税理士に相談しておくと安心です。
まとめ
- 相続税の申告は、亡くなった方の住所地の税務署に10か月以内に出す
- 秋田県の税務署は8つ。秋田市は秋田北と秋田南に分かれる
- 横手市・湯沢市の登記は、大仙市の大曲支局が担当
- 子2人で遺産6,000万円なら、相続税の総額は180万円の計算
- 秋田市の無料専門相談では、弁護士・司法書士・税理士などに相談できる




