渋谷区の遺産相続の相談先|弁護士に頼むケースと相続税・登記・放棄の窓口

渋谷区で遺産相続を弁護士に相談するケースと手続きの窓口を解説する記事のアイキャッチ

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遺言書を開けてみたら、自分の取り分がほとんどなかった。あるいは、きょうだいの一人が親の預金を勝手に引き出していたかもしれない。遺産相続でこんな悩みが出てくると、誰に相談すればいいか分からなくなりますよね。

結論から言うと、相手との交渉や請求が必要な遺産相続のトラブルは、弁護士の担当です。この記事では、渋谷区で弁護士に頼むべきケースと、手続きの窓口が分かります。

目次

渋谷で遺産相続を弁護士に頼むべきケース

先に結論

遺言の内容に納得できない、遺留分を請求したい、預金の使い込みが疑われる、遺産分割の話し合いが進まない。こうした「相手に何かを求める」遺産相続の問題は弁護士に相談します。相続税の申告は税理士、不動産の名義変更は司法書士と分けて考えると迷いません。

弁護士ができるのは、あなたの代理人として相手と交渉し、必要なら家庭裁判所の調停や裁判に進むことです。ここは税理士や司法書士にはできない部分なんです。

『身内のことで弁護士なんて大げさかな』と思う方も多いはずです。ただ、弁護士に相談したからといって、すぐに裁判になるわけではありません。まずは自分の権利がどこまであるかを知るだけでも、気持ちが落ち着くことがあります。

遺言で取り分が少なかった時

兄弟姉妹以外の相続人には、遺留分という最低限の取り分があります。相続人が子だけ、配偶者と子などの場合、遺留分は財産全体の1/2を法定相続分で分けた割合です。

遺留分侵害額請求は、相続の開始と侵害を知った時から1年で請求できなくなります。2019年7月1日以降は、お金で請求する形になりました。

預金の使い込みが疑われる時

「お父さんの口座から、亡くなる前に何百万円も引き出されてる」「介護費用に使ったって言ってるけど、本当かな」。

こうした話は、通帳の履歴を集めて、何に使われたかを確かめるところから始まります。相手が説明に応じない時は、弁護士に入ってもらったほうが話が進みやすいです。

話し合い中に葬儀費用などが必要な時

遺産分割がまとまるまで、亡くなった人の預金は原則として引き出せません。ただ、葬儀代や当面の生活費が必要になることもありますよね。

その場合は、預貯金の仮払い制度が使えます。1つの金融機関ごとに「相続開始時の預金額×1/3×その相続人の法定相続分」まで、上限150万円で単独で払い戻しができます。

渋谷区で相続手続きを進める窓口一覧

渋谷区に住所があった人の相続では、次の窓口が担当です。裁判所・法務局・国税局の公式ページで管轄を確認しています。

手続き窓口所在地・管轄
相続放棄・遺言書の検認・遺産分割調停東京家庭裁判所(本庁)千代田区
相続登記・法定相続情報東京法務局渋谷出張所渋谷区・目黒区の不動産を管轄
相続税の申告渋谷税務署渋谷区(渋谷区全域を担当)
死亡届の後の手続き・戸籍渋谷区役所渋谷区

自筆の遺言書は家庭裁判所で検認

裁判所の管轄区域表では、渋谷区を含む23区は東京家庭裁判所の本庁(千代田区霞が関)が担当です。

自宅で自筆の遺言書が見つかったら、勝手に開けずに家庭裁判所で検認を受けます。費用は遺言書1通につき収入印紙800円です。法務局の自筆証書遺言書保管制度で預けてあった遺言書や、公正証書遺言は検認がいりません。

法務局は渋谷出張所

東京法務局の管轄区域一覧では、渋谷出張所が渋谷区と目黒区の不動産登記を担当しています。

相続登記は2024年4月1日から義務になり、取得を知った日から3年以内に申請が必要です。くわしくは相続登記の義務化で解説しています。

税務署は渋谷税務署

東京国税局の案内では、渋谷区は渋谷税務署(渋谷区)の管轄です。地区で分かれていないので、渋谷区に住所があった人の相続税は渋谷税務署に申告します。最新の情報は東京国税局の税務署所在地・案内(東京都)で確認してください。

渋谷区の相続で遺言書の検認・相続放棄は東京家庭裁判所、登記は渋谷出張所、相続税は渋谷税務署と、手続きと窓口を対応させた図解

遺産相続で弁護士・税理士・司法書士をどう使い分ける?

遺産相続のトラブルがあると、弁護士だけで全部終わると思いがちです。実際は、次のように役割が分かれます。

場面主な担当
遺留分の請求、使い込みの追及、調停弁護士
相続税の申告、財産の評価税理士
不動産の相続登記司法書士
戸籍の収集、遺産分割協議書の作成行政書士

『弁護士と税理士の両方に頼むと、費用が二重にかかるのでは?』と心配になりますよね。もめごとがあって相続税もかかる場合は、両方の専門家が必要になります。早めにそれぞれ相談して、見積もりを取っておくと安心です。

税理士の費用の考え方は、相続税の税理士費用・報酬相場で紹介しています。

相続税がかかるかの目安と、税理士に頼むと楽なケース

遺産相続でもめていても、相続税の申告期限は延びません。亡くなったことを知った日の翌日から10か月以内です。まずは相続税がかかるかを確かめておきましょう。

基礎控除は「3,000万円+600万円×法定相続人の数」です。例えば、夫が亡くなり、妻と子3人が相続するケースで計算してみます。

項目金額
遺産の合計(課税価格)9,000万円
基礎控除(相続人4人)5,400万円
課税遺産総額3,600万円
妻(1/2=1,800万円)1,800万円×15%−50万円=220万円
子1人(1/6=600万円)×3人600万円×10%=60万円、3人で180万円
相続税の総額400万円

妻が取得した分は、配偶者の税額軽減で1億6,000万円か法定相続分までは相続税がかかりません。ただし、税額が0円でも申告が必要です。

遺産分割がまとまらない時は、法定相続分で仮に申告して「申告期限後3年以内の分割見込書」を出しておきます。そうすれば、分割が決まった後に配偶者の税額軽減などを受けられます。

もめごとと並行して申告を進めるのは、気力も時間も取られます。相続人が多い、不動産や株がある、期限が近い。こんな方は、相続税の申告を税理士に任せて、話し合いに集中できるようにしておくと楽です。

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知り合いに税理士がいない、どこに頼めばいいか分からない。そんな方も多いですよね。
土地や自宅がある、相続人が多いといった場合は、相続税の申告に慣れた税理士に早めに相談すると、手続きがぐっと楽になります。

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渋谷区で無料で相談できる公的な窓口

『弁護士に相談するのはまだ早いかも…』と迷っている方もいますよね。そんな時は、まず区の無料相談で話を聞いてもらうのも一つの方法です。

渋谷区では、区在住・在勤の方向けに専門家の相談を行っています。区のホームページでは、相続に関わるものとして次の相談が案内されています。

  • 法律相談(弁護士):相続関係など法律に関すること
  • 司法書士相談:相続、遺言書作成、不動産登記など
  • 税務相談(税理士):相続税・贈与税など税金に関すること

予約は区の公式LINE・WEB・電話で受け付けています。日時や枠は変わることがあるので、渋谷区のホームページで確認してみてください。

このほか、収入などの条件を満たせば法テラスで弁護士の無料相談を受けられます。窓口ごとの違いは相続の無料相談はどこでできる?にまとめています。

よくある質問

渋谷区で遺言書が見つかったら、どこで検認しますか?

自筆の遺言書は、亡くなった人の最後の住所地の家庭裁判所で検認を受けます。渋谷区は東京家庭裁判所の本庁の管轄です。法務局で保管されていた遺言書や公正証書遺言は検認がいりません。

遺留分の請求に期限はありますか?

あります。相続の開始と遺留分の侵害を知った時から1年、相続開始から10年で請求できなくなります。遺言の内容に納得できない時は、早めに弁護士に相談しておきましょう。

渋谷区の不動産の相続登記はどこでしますか?

東京法務局の管轄区域一覧では、渋谷区と目黒区の不動産は渋谷出張所の担当です。取得を知った日から3年以内に申請が必要です。

まとめ

この記事の要点
  • 遺言・遺留分・使い込みなど相手がいる遺産相続の問題は弁護士に相談する
  • 遺言書の検認・相続放棄は東京家庭裁判所本庁、相続登記は東京法務局渋谷出張所
  • 渋谷区の相続税の申告先は渋谷税務署
  • 妻と子3人で遺産9,000万円なら、相続税の総額は400万円(配偶者の軽減前)
  • 区の法律相談・司法書士相談・税務相談を無料で使える
相続の手引き

相続の手引き 編集部

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