広島県の相続相談先|相続税・相続登記・相続放棄の窓口と弁護士・税理士の探し方

広島県で相続を弁護士に相談したい方向けに、相続の窓口と相談先をまとめた記事のアイキャッチ

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親が亡くなって、きょうだいと遺産の分け方で話がかみ合わない。広島でそんな悩みを抱えている方もいるのではないでしょうか。

結論から言うと、相続人どうしでもめている時や、相手が話し合いに応じない時の相談先は弁護士です。ただ、登記や相続税まで弁護士に全部頼む必要はありません。

この記事では、広島県で相続を進める時の窓口と、弁護士・税理士・司法書士の頼み分けをお伝えします。

目次

広島で相続を弁護士に相談するのはどんな時?

先に結論

遺産の分け方でもめている、遺留分を請求したい・された、相手に弁護士がついた。こんな時は弁護士に相談します。広島県で遺産分割の調停を申し立てる先は、広島家庭裁判所の本庁(広島市中区)か、呉・尾道・福山・三次の各支部です。もめていないなら、登記は司法書士、相続税は税理士に頼むほうが早く進みます。

『弁護士に頼むと、余計に話がこじれそう』と心配する方もいますよね。

実は、弁護士の役目は争いを大きくすることではありません。相手と直接やり取りしなくて済むので、気持ちの負担が軽くなることも多いんです。

弁護士に相談したほうがいい場面

  • 遺産分割の話し合いがまとまらず、何か月も止まっている
  • きょうだいの1人が親の預金を使い込んでいた疑いがある
  • 遺言の内容が偏っていて、遺留分を請求したい
  • 相手から遺留分を請求された

例えばこんな場面です。

「兄が全部自分で決めて、ハンコだけ押せと言ってきます」
「納得できないなら、押す前に弁護士に分け方を見てもらいましょう」

遺留分の請求には期限があります。相続の開始と侵害を知った時から1年、相続開始から10年で請求できなくなるので、迷っているなら早めに動いておきましょう。

広島県の相続手続きの窓口一覧

相続の手続きは、内容によって行く場所が違います。広島県の主な窓口をまとめました。

手続き窓口広島県の主な庁舎
相続放棄・遺言の検認・遺産分割調停家庭裁判所広島家庭裁判所 本庁(広島市中区)、呉支部(呉市)、尾道支部(尾道市)、福山支部(福山市)、三次支部(三次市)
相続登記・法定相続情報法務局広島法務局 本局(広島市中区)、可部出張所、廿日市・東広島・呉・尾道・福山・三次の各支局
相続税の申告税務署広島東・広島西・広島南・広島北税務署など県内16署
死亡届・戸籍・年金など市区町役場お住まいの市区町の窓口
広島県で相続の手続きごとに家庭裁判所・法務局・税務署・市区町役場のどこへ行くかを示した図解

家庭裁判所の担当地域

遺産分割の調停や相続放棄は、家庭裁判所が受け付けます。広島県内の担当は次のとおりです。

家庭裁判所主な担当地域
本庁(広島市中区)広島市、廿日市市、大竹市、東広島市、安芸郡、山県郡など
呉支部(呉市)呉市、江田島市、竹原市、大崎上島町
尾道支部(尾道市)尾道市、三原市の大部分、世羅町の大部分
福山支部(福山市)福山市、府中市、神石高原町など
三次支部(三次市)三次市、安芸高田市、庄原市の大部分

三原市・庄原市・安芸高田市・世羅町などは、旧町の地区によって担当が分かれます。迷ったら裁判所の管轄区域表で地区名を確かめてみてください。

ここで注意したいのが、安芸郡府中町と府中市の違いです。府中町は本庁、府中市は福山支部が担当です。

相続放棄の申述は、亡くなった方の最後の住所地の家庭裁判所に出します。一方、遺産分割の調停は、原則として相手方の住所地の家庭裁判所です。相手が県外に住んでいる時は、その地域の家庭裁判所になることもあるので、弁護士に確認しておくと安心です。

法務局と税務署の決まり方

相続登記は、不動産がある場所の法務局です。広島市でも、安佐北区は可部出張所、佐伯区は廿日市支局と分かれています。

相続税の申告は、亡くなった方の住所地の税務署に出します。広島市内だけでも区によって担当署が違うので、国税庁の「税務署の所在地・管轄」で確認しておきましょう。

広島市にお住まいだった方の窓口は 広島市の相続相談先 で区ごとに詳しくまとめています。

弁護士・税理士・司法書士・行政書士、広島では誰に頼む?

『結局、最初にどこへ電話すればいいの?』と迷いますよね。

答えは、いま一番困っていることで決まります。

困っていること相談先頼めること
相続人どうしでもめている弁護士遺産分割の交渉・調停の代理、遺留分の請求
相続税がかかりそう税理士財産の評価、相続税の計算・申告
不動産の名義を変えたい司法書士相続登記の申請、相続放棄の書類作成
戸籍集めや協議書作りが大変行政書士戸籍の収集、遺産分割協議書の作成

ただ、もめごとと相続税が同時にある、というケースも少なくありません。

例えば、福山市の実家と預金をめぐって分け方が決まらないまま、10か月の申告期限が近づいている場合です。この時は弁護士に分け方を任せつつ、税理士に法定相続分で仮の申告をしてもらう流れになります。

期限までに分け方が決まらない時は「申告期限後3年以内の分割見込書」を出しておくと、後から配偶者の税額軽減や小規模宅地等の特例を受けられます。

専門家ごとの得意分野は 相続の相談はどこにする? でも詳しく書いています。

広島で相続税がかかるかの目安と、税理士に頼むと楽なケース

もめていてもいなくても、相続税がかかるかどうかは早めに確かめておきたいところです。

基礎控除は「3,000万円+600万円×法定相続人の数」で計算します。遺産の合計がこの額以下なら、相続税はかかりません。

例えば、夫が亡くなり、妻と子2人が相続するケースで見てみます。法定相続人は3人なので、基礎控除は4,800万円です。

遺産の合計課税される遺産相続税の総額
4,500万円なし0円(申告不要)
8,000万円3,200万円350万円

8,000万円のケースは、妻が1,600万円分(税率15%、控除50万円で190万円)、子が800万円ずつ(税率10%で80万円ずつ)として計算した合計です。

妻が遺産の半分を取得すれば、配偶者の税額軽減で妻の分は0円になります。ただ、これは申告して初めて使える制度なんです。

税理士に頼むと楽なのはこんな人

  • 広島市内の自宅のほか、県内に土地や貸している家がある
  • 自宅の土地で小規模宅地等の特例を使いたい
  • 遺産分割でもめていて、申告期限に間に合うか不安
  • 相続人が県外に散らばっていて、書類のやり取りが大変

特例が使えるかどうかは、個別に要件があります。使えそうかは税理士に確認しておきましょう。

相続税の申告・相談先に迷ったら

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知り合いに税理士がいない、どこに頼めばいいか分からない。そんな方も多いですよね。
土地や自宅がある、相続人が多いといった場合は、相続税の申告に慣れた税理士に早めに相談すると、手続きがぐっと楽になります。

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広島県で無料で相続の相談ができる窓口

『いきなり弁護士事務所に行くのは気が重い』という方も多いはずです。まずは無料の窓口で、話を聞いてもらうのも一つの手です。

市町の無料法律相談

広島市では、市民相談センターで弁護士による法律相談を無料で行っています。予約制で、市民相談センターの相談員が内容を聞いてから予約を受け付けます。

ほかの市町でも、弁護士や司法書士の相談会を行っていることがあります。日時は変わるので、お住まいの市町のホームページで確認してみてください。

そのほかの公的な窓口

  • 法テラス:収入などの条件に当てはまれば、無料の法律相談が使える
  • 税務署の電話相談センター:相続税の一般的なルールを質問できる
  • 広島法務局の登記手続案内:相続登記の書き方や必要書類を聞ける(予約制)
  • 県内の弁護士会・税理士会・司法書士会でも、相談会を行っていることがある

無料相談の上手な使い方は 相続の無料相談はどこでできる? にまとめています。

よくある質問

広島で遺産分割の調停をする時は、どこの家庭裁判所ですか?

原則として相手方の住所地を担当する家庭裁判所です。広島県内なら、広島家庭裁判所の本庁(広島市中区)か、呉・尾道・福山・三次の各支部です。当事者が合意で決めた家庭裁判所に申し立てることもできます。

府中市に住んでいた親の相続放棄は、どこに申し立てますか?

府中市は広島家庭裁判所の福山支部が担当です。安芸郡府中町は本庁の担当なので、間違えないようにしましょう。期限は相続の開始を知った時から3か月以内です。

弁護士に頼むと、相続税の申告もしてもらえますか?

相続税の申告は税理士の仕事です。もめごとは弁護士、申告は税理士と分けて頼むのが一般的です。分け方が決まらなくても、10か月の期限内に法定相続分で仮の申告をしておく必要があります。

まとめ

この記事の要点
  • 遺産分割でもめている、遺留分の請求をしたい時は弁護士に相談する
  • 広島県の家庭裁判所は本庁(広島市中区)と呉・尾道・福山・三次の各支部
  • 相続登記は不動産のある場所の法務局、相続税は亡くなった方の住所地の税務署
  • 相続税の基礎控除は3,000万円+600万円×法定相続人の数
  • 申告期限の10か月は、もめていても止まらない
相続の手引き

相続の手引き 編集部

相続・相続税の制度と手続きを、公的機関の公開情報をもとにわかりやすく解説しています。 公式サイト

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